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陰徳と陽徳とは

自分自身の行為が原因の「自己因縁」はまだしも、先祖の行為が子孫に影響する「家系因縁」を良い方向に修正するにはどうしたら良いのでしょうか。そこでおすすめしたいのが「陰徳積み」です。

徳には「陽徳」と「陰徳」があります。
どちらも個人や特定の人のためだけでなく、不特定多数の人や神仏に喜んでもらえる行いですが、陽徳は自らの名前や立場、企業名などを表に出し、陰徳は名前などを一切出さないことです。

陰徳積みをすすめる理由は、純粋に自分以外の人や地域、神仏に対しての報恩感謝から発する行為だからです。感謝無くして人の幸せはありません。感謝の行為が陰徳積みの極意ではないでしょうか。

日常生活の中で手軽にできる陰徳積みの一つがお参りです。

神仏を自宅で祀っている家といない家では家庭の安定感や子孫運にかなりの違いがあります。 お墓を建て、仏壇を入れ、自分の立場にしたがって供養することこそ、最も身近な陰徳積みになり、最も自分に徳が返ってきます。

親や先祖に感謝することは、自分自身に感謝することになるからです。

あなたに肉体を下さったのは親や先祖で、命を授けてくれたのは神に他なりません。それゆえに神に感謝するために神棚を安置し、親や先祖に感謝するためにお墓と仏壇があるのです。

また日常生活ではできない陰徳積みもあります。その一つが「浄行」といわれるもので、有無供養塔の石碑のお洗いです。

book 私達が住んでいる市町村は、開拓や道路整備、用水整備などに携わった人たちがいたからこそ、いまの環境があります。 多大な貢献をしたにもかかわらず子孫がいないため、誰からもお参りされることなく無縁墓となり、いずれは撤去され、捨てられるのを待っている状態なのです。 撤去された無縁仏のお墓を寺院や霊園などに集めたものは有無供養塔と言われ、別名無縁台とも呼ばれています。 こうした供養塔の石碑や周辺を掃除やお洗いをして奇麗にし、最後にお寺の住職にからお経をいただき、供養をするのが浄行です。 ただし、個人でするものではなく団体で行う事が大切です。無縁仏で眠る人達が残した足跡を考えると、過去(先祖)に感謝する行為といえるでしょう。

浄行は全国各地で行われています。徳の大きさは、日常生活で行う陰徳積みとは比べる事ができないほど大きいのです。 家系因縁が深い人や自己因縁があまり良くない人は、ぜひ参加することをすすめます。 また、いま良い状況にいる人も、幸せな「いま」を維持するためや子孫のために参加してはいかがでしょうか。

またご質問・ご相談のメールも承ります。メールでのお問い合わせ
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6月1日(日) 岐阜県可児市「弥勒寺」


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