家系図からわかる我が家の因縁

家系図を作成する意味

知らなかった自分を知る

20年にわたりお墓と家系図を見続けた結果、家系図にはにわかには信じられないドラマが刻まれていることがわかりました。
家族の一人ひとりが家系に流れる癖の通りに、つまり因縁通りに生かされているという現実を知ったのです。そして、ほとんどの人たちはその事実に気づいていないのです。

親のDNAは肉体的な特徴だけでなく、癖や性格などもどんどん受け継がれていきます。家系の癖は連鎖し、子孫に受け継がれているのですから、家系図を通して自分の成り立ちを知ることは、それまで気づかなかった自分の内面を知ることになります。
過去の積み重ねが「いま」であることは、子孫は先祖や家系の結晶そのものですから、良いものも悪いものも積み重なり、子孫へと流れていくのです。

因縁の存在に気づいたことで、各家庭の癖(因縁)を軽減したり、生き方をマイナスからプラス志向に転換し幸せに暮らしている人達もいます。
その人たちはみんな家系図を作成して家系に流れる癖を直視し、家系に足りなかったものを補いながら新しい家系づくりをしました。

本家と分家の関係

現代では、特に都会においては本家・分家という感覚はほとんどなくなってしまいました。
先祖祭祀や家系図など因縁学において、この本家・分家は重要なポイントになります。
本家と分家は木の幹と枝の関係
例えば、種をまくと根が生えます。

根を中心に成長すると幹と枝が伸びていきます。
根に直結するのは幹であり、これが本家になります。
幹には枝葉が付き、そこには花や果実など子孫の大もとができます。これが分家です。分家は枝葉のどの部分にできたかによって成長度が変わります。
それゆえ、大もとの本家が同じでも果実の一つ一つには大なり小なりの違いが出来るのです。

一粒の種から成長した木の全体像を示すのが家系図です。
自分(本家)からどのように影響を受けるのか?といったことも家系図からわかります。
都会に住んでいようと地方に住んでいようと、自分を知り向上させていくためには、本家・分家を意識すべきでしょう。

幸せな日常と家系因縁の関係

本家にしても分家にしても家族あっての家庭です。その成り立つ大もとが父母であり祖父母へとつながっていきます。
この流れを実感していれば、仏壇に父母や祖父母を祀り、手を合わせる姿を背中越しに教えることで、子孫に敬いの心や感謝の心を自然に伝えていけるのです。

しかし、調べてみると一般的に分家初代、つまり本家相続した人以外の兄弟の家庭では、仏壇や神棚を持っていない人が多いのが現状でした。
しかし分家であっても仏壇や神棚がある家庭は、子供や孫に問題が生じにくいことがわかりました。この問題には水子が少ないことも含まれます。
また本家で仏壇がない場合を調べると、後継者問題や跡取り問題で悩む家庭が多く、子供がいてもあてにできず、老後の生活に悩む家庭が圧倒的に多いのが特徴でした。
因縁学では「手を合わせない人は手を合わせてもらえない」とされていますが、まさにその通りの結果といえます。


さまざまな事例から得たのは「先祖を知り、敬い、仏壇やお墓参りを自然に行っている家庭は安定する」という結論でした。
だからこそ相談会で「先祖を知るために家系図をつくろうとした時から、自分を含めて家庭が変わります」と話し続けて来たのです。

家系図をつくることは先祖と子孫の一体化の始まりであり、敬いの心をつくる最短の道です。
実際「家系図を作ったら人間関係まで変わった」という人は数え切れないほどいらっしゃいます。

家系図から見た家系の流れ

実際の家系図で説明してみましょう。
現在では核家族が基本ですから、すべての家族の戸籍は別々になっています。しかしそれをもとにして家系図をつくると家族は繋がっていることがよくわかります。
その家族の集合体が家系と呼ばれるものですが、この流れを見るために本家・分家と分けて行きます。

家系図はコチラ→

<本家>
このポイントは家系図の上の部分にある養嗣子(1)となっている人です。跡取りのいないこの家(この時代では男が跡取りとされていました)に、入籍した養子の○次郎さんです。
要するに跡取りがいない絶家と言われる家系なのですが、養子を入れる事によって絶家を回避したことになります。そのおかげで長男・長女・次男・三男・四男・次女・五男・六男と子沢山な家庭に変わりました。
このように養子と言うのは家系の流れを変え、家を活性化させる力を持っています。
旧家と言われる家系では150~200年に一回は血脈が絶えて、他家からの養子によって栄えている現実があります。一方、子供が授からない夫婦が養子を入れると実子が生まれることも多く、養子が持つ意味合いは大変深いといわざるを得ません。
ただ、この家系でもそうなのですが、養子が必要な家は直系の跡取りである長男に問題が出やすく、また跡取りの問題を繰り返しやすいという因縁ができてしまいます。
それは当事者からみた三代後、つまり孫の代までに起こる問題なのです。家系図を見る時のポイントは三代を基本とするため、祖父母の受けた問題は三代後である孫までにでやすくなります。

養嗣子1は先代から相続を受けていますから、この家の跡取りとなります。
その跡取りは養嗣子の長男2なのですが40代後半で亡くなっています。
しかし、その息子である長男3が育ち、跡取りになったのですが、先妻・後妻といった縁の狂いがあり、子供は後妻との間の長女だけとなっています。
この長女4が嫁に行けば絶家となりますし、他家から養子を授かれば祖父と同じ立場となります。

つまり跡取りの役目を背負う人には何かしらの家系の癖が流れている証明でもあり、長男という続柄にも大きな役目があることの証明でしょう。


<分家>
養嗣子の次男○和5の家庭を見てみましょう。
結婚して長男・長女・次女を授かり、その跡取りである長男には長男・長女・次女と子供に恵まれました。
分家は本家の持つ家系因縁をもとにして独立していきますので、その癖の一つである跡取り問題が生じても不思議ではありません。
三代目にあたる長男の○朗6は病気で独身です。そのため、跡取りは次女のご主人であり養子でもある○仁7がなりました。
形は違いますが、本家の持つ家系因縁と同じような流れになっています。

このように、分家は本家の影響を受けるものなのです。そして受けた因縁をもとにして分家としての因縁を積み重ねて新しい家系因縁をつくっていくのです。


またこの家系因縁以外で、もう一つ重要なことがあります。
これは分家初代の第一子の○介が長男であり、その長男が結婚して生まれた第一子○朗6が長男、というように、分家の立場において二代三代と第一子が長男で続く家系では、離婚などの問題や病気による問題、若死や逆死(親より早く子が亡くなること)などが起こる確率が非常に高いのです。

そのために分家三代目までに長男相続がきちんとされている家は少ないのが現状です。特に分家初代が結婚してすぐに一軒家を建て、その家に第一子の長男が生まれた場合はこのような現象が高まっています。

家系図作成に必要な戸籍謄本の種類


 <祖父>  <祖母>
祖父  祖母

 ●除籍謄本
 ・死亡や他家への転出(除籍・嫁入り・養子縁組)などにより戸籍内に誰もいなくなった場合

 ●改製原戸籍謄本(S23年)
・それぞれ当時の法改正により新製された「新戸籍謄本」の原本

 
    <父>   <母>
 父 母

 ●除籍謄本

 ●改製原戸籍謄本(S23年)

 
<本人>  <妻>  私   妻

 ●改製原戸籍謄本(H6年9月)

 ●新戸籍謄本
 ・現在使用されている謄本(平成6年改正)


 <子供>   <嫁>
息子  子供の妻

    <孫>
   孫


 ●新戸籍謄本(子供が結婚している場合)

 ●新戸籍謄本(孫が結婚している場合)

 ※祖父や父が早世した場合で、その妻が戸主になっている時は妻の名前の戸籍謄本を取ります。
 ※次男、三男で結婚している場合は、その方の新戸籍謄本を取ります。

【謄本の取り寄せ方】
□申請先-本籍地のあった市区町村の戸籍係
・本人及び家族以外の代理人の場合は申請者の委任状が必要
・遠隔地の場合は請求申請ができます。
▼その場合の記入事項
本籍と戸籍筆頭者/必要な謄本の種類と枚数/申請者の住所・氏名・電話番号/申請者の捺印

家系図をつくる手順







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